2015.5.16 [ スタッフブログ ] 投稿者:さほらぼスタッフ
昔に触れる
GWも終わり、ますます夏に近づいてきています!
日がどんどん長くなり、夕方の涼しい風が気持ちよい今日このごろでございます。ナガタです。
GWのお休みを利用して、日頃いけないところに行こう!と思い、観光客でにぎわう「倉敷」の美観地区へ。
2年前に歩いて回ったコースとはまた違うところを回ろうと・・・
いろいろと回ることができましたが、今回一番ここちよいなぁ・・・と感じた場所。
「大橋家住宅」という国の重要文化財。
塩田を開発し、庄屋をしていた主の住むお家。
敷地も広く、たくさんのタタミの間でつながります。
小さな中庭や廊下、3畳の小さな書斎や畳の縁側。
一番思ったこと・・・
それは、風通しがとっても良いこと。
ムシムシとした外とは違い、中はひんやりと涼しく、何よりも風通しが良い。
自然と縁側に腰を下ろして外を眺め、一休みしたくなる・・・そんな場所でした。
小さなくぐり戸。
塗り壁できれいにアーチ状にほどこされていました。
そして、この扉は障子なのですが、開きやすいように手を差し込む穴が開いています。
ここの手を差し込む木の部分は厚みは1センチもなく、薄い木にあけてあるような取っ手。
手をかけてみると、柔らかいさわり心地に愛着を感じました。
小さなこだわりが、散りばめられている、そんな大きな立派なお屋敷で、本当に心地よい空間です。
もう一度いって、もっとゆっくり見たいと思います。
そんな場所って、いいでよね。
文・写真 ナガタユキ