2015.2.19 [ スタッフブログ ] 投稿者:さほらぼスタッフ
ぶらり自転車の旅
1月半ぶりに帰省させていただき、鹿児島は梅が咲き春の兆しがうかがえました。
岡山は蒜山の現場近くはまだまだ雪が積もっていて、同じ県でも大きく冬の違いを感じますね。
今回はちょっと遠方になりましたが、一度行ってみたかった、西粟倉村に挑戦です。
朝は小雨から晴天へと、新しいブレーキシューへの交換もテンションが上がります。
普段自動車で何気なく走っている道路も自転車で走ると小さな砂利の段差も拾います。
丁度20キロ地点、登り坂を懸命に上っている最中、ガタガタと違和感を感じて、まさかのそのまさか。
後輪パンクしてしまいました。しかも峠越えの真っ最中。戻るにも、来た道に修理できそうな場所も
無く、大原迄歩くはめに・・・。
「宮本武蔵の里まであと9キロ。」通り道にある看板を当てに、歩いていると追い打ちの雨に見舞われ、
「クマに注意」などと描いた看板も発見し、きっと平常心ではおられず蒼白していたに違いありません。
やっとの思いでたどり着きました大原の町。「宮本武蔵誕生の地」とされる町です。
とにかく自転車屋さんを探して、運命の出会いの岡田商会さん。一見こわもてに見えますがお昼時間に
対応していただいた笑顔が最高で親切な店主に感謝。
ここ大原は姫路を起点に、美作を経て山陰の因幡鳥取まで至る因幡街道の一部で、
かつて鳥取藩の高級武家の宿場町として栄えていた「大原宿(おおはらじゅく)」の跡地です。
中央石畳の道の脇に水路を挟んで古い木造の建築物が両側に建っていてその頃の様子が
残ったままです。この建物、この日はお休みですが、普段は雑貨とカフェのある、かわいいお店です。
アクシデントの時間ロスもあって予定時刻も大幅にロスして14:00過ぎ、目的地の西粟倉村
にはいりました。
西粟倉は森林豊かな村です。村の成そうとする取り組みに深く興味を抱きます。
これは「森の学校」です。 西粟倉の森の再生に深くかかわっているのでしょう。
残念ながらここも冬季休業中で中に入ることはできませんでした。
でも踏んだり蹴ったりの中に得難い達成感を味わうことができました。
往路90キロの旅です。