2018.7.17 [ スタッフブログ ] 投稿者:さほらぼスタッフ
股旅社中 デザイン競技会2018
1泊2日、鹿児島で行われた股旅社中「デザイン競技会」に参加させていただきました。
以前は、社内でのプレゼンの様子などをお伝えしましたが、
実際に発表してきましたので、その様子をお伝えします。
今回の主要な材料である硬質フェルトの特性や、
課題を見出すことからはじまり、その課題について会社で一つ案を提案し、
最終的には商品の制作まで行います。
そんな今回のテーマは、「親子でつかう家具・道具・造作」
年齢も環境もバラバラの10社の皆さん。
この競技会にそれぞれがいろんな期待を抱いていて、
会場全体に、熱い思いがぎゅっとつまっていました。
プログラムは、前半の「プレゼンテーション」と、
後半の「講評会」の二部性。
前半のプレゼンテーションでは、全10社がくじ引きで発表する順番を決めます。
さほらぼが発表したのはこちらの
「monoclu」
くるくる回って子供も楽しめる小物入れです。
残念ながら、賞を受賞することはできませんでしたが、
プレゼンテーションの仕方にも、工務店ごとで
違った持ち味が盛り込まれていて、とても見ごたえがありました。
今回の優秀賞である、野沢工務店さんの「p-cube」
フェルトの色のかわいさが、絵画のように感じますね。
今回の競技会を通じて、私の印象に残ったのは、
「素材を見抜く力」「テーマを深く考える」ということ。
作ったものを2、3日寝かすことで、本当に作りたいものがみえるというお話を伺いました。
考えれば考えるほどアイデアが浮かんできて、たくさん付け加えがちだけれども、
引き算して、大事なところだけを魅せることが大事。
(確かに・・・夜更かししてつくったものが、
翌朝見るとなんじゃこれ・・・という経験を何度か・・・。)
審査員のデザイナーの皆さんの講評も無事終了。
「ここはこうしたほうがいいよ」という
アドバイスもいただき、とても貴重な機会となりました。
その後の懇親会ではデザイナーの方とお酒をのみながら直接お話ができる機会も。
ふだんはない1日だからこそ聞ける良いお話が満載でした!
普段私たちに見えている家具デザイナーさんや他社の工務店の皆さんの
お仕事は輝いて見えますが、そんな背景に狂ったように仕事してるよ。
とリアルなお話も聞けて、仕事をする上での、ヒントやコツが
たくさんちりばめられていて、とても勉強になりました。
また、ベガハウスのスタッフの皆さんとも交流でき、憧れの人や自分と同じような境遇の方、
目の前にいるということだけで、胸が踊りまくり、メモ取りまくりでした。
発表を聞くだけで終わらない、「その先」までつくり出すチャンスがあるところが、
まさにこの股旅社中の醍醐味。
近すぎるほど近くで、刺激をもらえます。
次の日には、ショーホームの見学もさせていただき、
詳しい説明の仕方もお聞きすることができて、何度も大きくうなずきました。
今回、ものづくりを仕事にしている皆さんと交流したうえでの
「気づき」
を日々大事にして、手探りしながらも答えを導きだせたらな。と感じました。
もっと責任をもち追求する心を忘れず、
これからの実務につなげたいと思います。
今回は貴重な機会をいただきまして、本当にありがとうございました。
いででした。