2015.3.26 [ スタッフブログ ] 投稿者:さほらぼスタッフ
ぶらり自転車のたび
今回は和気(わけ)まちに迄行ってまいりました。
県道374号線を南へ約50kmほど行ったところです。焼き物の備前焼で有名な備前市のとなり町です。
片鉄ロマン街道です。線路あとなのですが、かつては硫化鉄鉱などの輸送のために、大正12年
片上 – 和気間で一部開業し、その後、昭和6年に片上 – 柵原間が全線開通しました。
閉鎖されてからは、ウォーキング・サイクリングロードして地域の方々に守られています。
新田原井堰。片鉄ロマン街道沿いの大きい吉井川に建設された長さ220m、高さ8.2mで、
全国一の貯水能力もつ井堰だそうです。
天気は快晴。追い風で気分よく順調に和気の到着まで約2時間弱ほど。
あまりの走りやすさに行きすぎて、備前市に入って時間ロスです。折り返して、そこから何とか
目的地の閑谷学校へやってまいりました。
岡山藩主 池田光正が津田永忠に命じ、領民のために設立させた学校です。
敷地内は石積みの塀に囲われていて、講堂、飲室、文庫、聖廟たて学校の体制を
整えていたようです。敷地内の建物、外構の塀、石橋などは指定文化財に認定されてます。
講堂は唯一の国宝です。
築300年以上たった講堂の屋根の瓦は備前焼の本瓦で葺いてあります。当時閑谷学校のために焼かれて
いた瓦は閑谷に新しく窯を創設するほど発展し、器、食器などの焼き物もの銘柄がその頃から閑谷焼きと残
っているそうです。
床は漆喰塗りが施されてていて、黒光りしてピッカピカでした。
黄葉邸。
二手の小川が合流する川沿いに建つ茶室です。ここでは教師、生徒たちの憩いの場で
あったそうです。
走る時間と学ぶ時間、どちらも価値ある時間。右ひざの関節痛に悩まされつつおおよそ100kmの旅でした。
大木。